【批評祭参加作品】好き勝手言わせて貰う【十年の、事実】/虹村 凌
単車を持っているのなら話は変わってくるだろうが、もし持っていても違法行為や事故につながりそうなので、あまり良い事では無いだろう。己で創造せぬ、消費だけと言う行為は好感が持てぬよなぁ。万券を崩した直後から恐ろしい勢いで始まる千円札の消費は、いくら速いのが好きな俺でも、あまり好きになれない。
話が逸れた。
日常に存在しそうな混乱が好きだ。B級映画にありそうな、読者(視聴者)が置いていかれる寸前のギリギリの混乱が好きなのだ。難しい言葉や技法、難解な内容で置いて行かれるのでは無く、日常生活で溢れる物事が凄まじい速度で積み重なり、少しずつズレを生みながら、倒れそうで倒れる事無く高々と積み重ね
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