【批評祭参加作品】停滞が継続していくこと。/いとう
 
況に「飽きた」というのも、
隠居理由のひとつだったりする。


インターネットは蓄積が困難な媒体であるという思いが強く、
たとえばこの批評祭だって、
たった十数年のスパンで見ても、
「なんだか昔どっかで同じようなことやってたよなぁ」
という思いに駆られてしまう。そんなものだったりする。
何度もリセットされる仮想現実を延々眺めているような気分だ。

(もちろんそれがこの祭の批判につながることはない。
 行動するものだけがいつも結果を得るのだ)


よくよく考えれば、
インターネットの発展というのは、
それは記録の蓄積からではなく、
システムの新築からしか生まれてい
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   グループ"第4回批評祭参加作品"
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