批評祭参加作品■雑記1/葉leaf
ことは可能なはずである。むしろ、絶えず根底的な批判ばかりしていたら、それまでの積極的な蓄積が無駄になり、むしろ不経済である。
(2)について
社会の本質をなす特徴的な部分について詩がかかわりを持っていることは必要か。たとえば現代のような高度な情報化社会、あるいは高齢化社会に、詩は本質的にかかわる必要はあるのだろうか。大量な情報が高速に伝達されることは、詩に反映されるべきか。あるいは、高齢者が多いことは詩に反映されるべきか。
いや、多分そういう話ではなくて、もっと詩が関与しやすい社会の本質的特徴について詩が関与すべきと言っているように思われる。たとえば自然との関係の希薄化。ある
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