批評祭参加作品■詩について書いてみる 詩は歌うもの 物語は読む物/よしおかさくら
 
 難しいことはわかりませんが、詩について思ったことをそのまま書いてみます。詩がもっと歌われることを信じて。



 詩を書こうとして書く人も、書いてみたら詩になった人もいると思う。例えば、「かなしい」という一行があるとする。けれどもしばらく日が経って、どう「かなし」かったのか、なにが「かなし」かったのか、はっきりとは覚えてないことに気づく。それで具体的に書いたりする。テクニックはそれに伴って鍛えられる。はじめは模倣から始まるのではないかなと思う。世の中には古今東西、詩人がたくさんいる。気に入った詩人の作品を真似て、書いていくのだろう。隠喩、暗喩、風刺とか覚えたりしてね。同時に詩人のプロフィ
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   グループ"第3回批評祭参加作品"
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