批評祭参加作品■詩について書いてみる 詩は歌うもの 物語は読む物/よしおかさくら
フィールを知って、深遠の淵に立っているような気持ちにもなるだろう。なぜかはわからないけど。
その後、喜怒哀楽だけではない、複雑な感情を表現するようになる。感情だけでなく、どうしようもない痛みを詩の中で知る。楽しかった詩が苦行に思えたりする。だって、ぴったりな表現が見つからないまま朝が来てしまった。なぜこんな思いを? もちろん、詩にとりつかれているから。詩を書いている時は無心になれる。それでも、機械的にひたすらペンを走らせる人もいるだろうし、ノってこなければ書かない人もいるだろう。かといってここまでくれば腕に差は出ないんじゃないかしら。
詩には普段考えていることがそのまま出る、つまりイコ
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