into interstella burst/小林レント讃6/渡邉建志
った小林レントさんの99年作品を、この夏、一通り読みなおし、そして考えをまとめてみたのだった。みたかったのだった。その作業が終わったいま、00年以降の彼の作品についての感想を、これまでほど包括的ではなく、番外編として書きたくなった。
揺(yu)以後、彼の詩は記号みたいになってくる。吉増的、といっていいのかなあ。そして、揺(yu)以前は中也的、なのかなあ。素朴VS難解、というのはひどいかなあ。 なんというか、揺(yu)以前は、いわゆる普通の口語で語られていた気がする。 普通の言葉の中で、ふいっとすり抜けていく勢いとか、シュールな感じ。ひらがなのにおいのするというか。それに対して、揺(yu)以降
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