■批評祭参加作品■ 誰も知らない/いとう
 
余裕はない。
あるいは、そんな善悪の判断を持てるほどの社会性を、
当事者が持てるわけがない。 やはり「知らない」のだ。誰も知らない。


知っている者にとっては、
傷口をえぐられるだけの作品だ。
監督自身に傷があるのかどうかは、
作品を通しては伝わらない。
たぶんないのだろう。Fuck!

生きることに余裕があるから、
この作品は作られたのだ。
そして余裕のある人間が、巷には溢れている。






批評祭への作品参加は
たぶんこれで打ち止め



   グループ"第2回批評祭参加作品"
   Point(2)