■批評祭参加作品■ 「 ロッカーズの星は今夜も瞬いている 」 〜 Muddy stone Axel .../服部 剛
向いた
一瞬の静寂の後に
彼が何度も呟いた言葉
( I gotta(アイガッタ) I gotta I gotta・・・ )
( アイガ アッタ・・・ )
寂しがり屋のクラクションを鳴らしては
いつも誰かのリアクションを求めていた彼は
窮屈な呼吸を繰り返していた
日々の束縛から解き放たれて
一瞬の閃光を夜空に残して消えた流星の如く
この世を去った
星になった彼は今夜も
夜空の何処かで笑っている
この追悼詩から、詩人・MUDDY stone AXELのイメージを想像して
い
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