■批評祭参加作品■ 「 ロッカーズの星は今夜も瞬いている 」 〜 Muddy stone Axel .../服部 剛
ポエトリーリーディング」は各
地で行われている。約9年前に、アメリカン・ブック・ジャムとい
うアメリカ文学を伝える雑誌のスタッフが東京の高田馬場にあるベ
ンズ・カフェでポエトリーリーディングの催しを始めた頃から「日
本におけるポエトリーリーディング」は始まったと思うが、当時を
想い返す時、忘れてはならない夭折の詩人がいる。
MUDDY stone AXEL、またの名はカオリン・タウミ・・・彼は6
年前の夏、病に倒れこの世を去った。当時古い詩友のUからの電話
で彼の死を知った僕は、数日後追悼詩を書き、彼がしばしば朗読し
た南青山のオージャス・ラウンジというクラブで朗読会がある夜
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