「名」馬列伝(1) ライバコウハク/角田寿星
 
んで)、善戦マンたる彼の本領発揮だった。

4歳の春から6歳の春まで、9戦して2勝、2着は実に、5戦連続2着を含む7回。
展開のばらける障害戦では非常に珍しい、1馬身以内の負けというのが、実に4回もある。しかも滅多に見られないハナ差負けが2回。
先行したまま、勝つ時は大差。負ける時は競り合いで力及ばず、というのが彼のスタイル。
当時の障害戦は、オキノサキガケ、メジロアンタレス、オンワードボルガ、ハッピールイスといった強者たちが勝ったり負けたりの激闘を繰り広げていたが、そのすぐ後ろには、いつも彼がいた。
そういえば彼には、中山大障害2着4回、という珍記録もある。

7歳春
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