「名」馬列伝(3) オースミダイナー/角田寿星
 
イコーの5着。
そして9歳の春、瑞穂賞。距離短縮が幸いし、ササノコバン無き後の道営トップ、ヤマノセイコーに快勝。
この年、出走回数はさらに増えて、7戦3勝。ステイヤーズC、赤レンガ記念に勝利。ブリーダーズGCはデュークグランプリに千切られるも3着に入線する。

当時、道営競馬には定年があって、それは数えで10歳(つまり現在の9歳)だった。しかし関係者やファンの尽力や、道営在籍馬の絶対数が不足していたこともあり、いわば彼のために定年枠が撤廃され、現役続行。
いわば彼の第三のキャリア、である。
10歳。8戦も走って瑞穂賞、ステイヤーズC連覇の2勝。この年、中央の平安Sに初遠征(エ
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