「名」馬列伝(5) ドルフィンボーイ/角田寿星
ぞれ2馬身、6馬身と千切り捨てた。
その後であるが、スペクタクルは中央に転厩するも思うような戦績があげられず、南関に戻って2年2ヶ月ぶりに重賞を勝った。アマゾンオペラは地方在籍のまま中央馬たちと全国の競馬場で激闘を繰り広げ、常に惜敗し続けた。
そして3歳の年末、東京大賞典。交流レースになるのは来年からで、距離もD2800mだった。
1番人気。現在の同レースから考えると、メンバーの手薄感は否めない。古馬のサクラハイスピードがアラブのトチノミネフジに負けてしまう時代だった。彗星のように現れた真のエース、ツキノイチバンは、2ヶ月前の重賞で無念の死を遂げていた。
それにしても彼のレース内
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