「名」馬列伝(22) ゴールドプルーフ/角田寿星
 
物であり、父がようやく送り出した期待馬ということで、人気も高かった。
2歳暮にデビュー。3歳になって強くなり6連勝、重賞3着を挟んで4連勝。そして川崎記念への出走となった。

戦法は、典型的な先行逃げ切り。といってもテンのスピードは突出してないので、先行集団になんとか張り付いて追走。
直線に入ってからが彼の持ち味で、とにかくど根性で粘る粘る。
彼が勝ち負けに絡むと、大抵の場合はゴール前まで併走状態、首の上げ下げ勝負になるので、とにかく盛り上がった。
その代わり瞬発力に欠け、逃げ馬に離されたり、ヨーイドンの切れ味勝負になると、どうにも分が悪かった。

それからの彼は、ダート交流重賞の
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