五十音頭韻ポエムは〜ほ/佐々宝砂
 
で茶を沸かし
へらへらとへろへろとへなへなと
へっぽこにヘボに
屁理屈こねて

へえ変なのと言われても
平穏へっちゃら屁のカッパ





[ほ]


星祀るほこらの
ほろほろ螢にほだされて

ほかほかとほてる頬も
ほどなくほとびるでしょう

吠え哮る法螺貝も
骨太な砲兵も
欲しくない

欲しいのは星だけ
他でもない星だけ

葬られていた骨をほどけば
ほら

星祀るほこらに
北極星ひかる
ほとばしる


   グループ"ポエムス(パキーネ詩編)"
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