五十音頭韻ポエムは〜ほ/
佐々宝砂
で茶を沸かし
へらへらとへろへろとへなへなと
へっぽこにヘボに
屁理屈こねて
へえ変なのと言われても
平穏へっちゃら屁のカッパ
[ほ]
星祀るほこらの
ほろほろ螢にほだされて
ほかほかとほてる頬も
ほどなくほとびるでしょう
吠え哮る法螺貝も
骨太な砲兵も
欲しくない
欲しいのは星だけ
他でもない星だけ
葬られていた骨をほどけば
ほら
星祀るほこらに
北極星ひかる
ほとばしる
前
次
グループ"ポエムス(パキーネ詩編)"
編
削
Point
(3)