トレンディドラマ/モリマサ公
 
るようだ

腕の三本あるアルビノの少年と朝方の街を走っている
逃げていた
二人は恋に落ちているようだった
屋上のような場所でまっしろいまつげをみおろしている
わたしの背の方が15センチほど高い
声が聞きたかったが少年は喋らなかった
わたしたちはばらばらにならないようにてをつなぎながら走った


空全体をかくすようにおおきな黒い影が鳥のかたちでリズミカルに旋回する


2017年

今通っている小学校ではSがはやっている
みんないっていることが一分ごとに全然ちがくて
何人かに一人は常にバッドでそれはぐるぐるまわっている
教師やクラスメイトを本気で消そうとしてそれ
[次のページ]
   グループ"日曜は父親と遊園地に行こう"
   Point(13)