沈黙の内側、ダイヤグラムは途切れたものばかりで体裁を整えている(1)/ホロウ・シカエルボク
結論を出す?俺の中で、お前の中でひくひくと動いてみせるそいつらの残像は、はたして生きているのか…それとも死んでいるのか?生きている、と時には言うだろう。それは生命と呼んで差し支えない動き。死んでいる、と感じる時もある。独創的な現象の反射の後にそいつらがぴたりとすべてをやめた瞬間―こめかみの辺りに痛みを残すほどの静けさが訪れるはずだ。
俺もお前も、そういう類の痛みに対して抗うことなど出来はしない、そういう静けさが人の脳髄に植え付ける痛みは、命あるものの本能として瞬間的に理解してしまう類のものだからだ―それがそいつにとって歓喜であろうが悲哀であろうが―それはそういった種類のものだからだ。
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