しろみ (連詩) (2/2)/アンテ
 



  でぐちといりぐち

あなたは
つきがすきなのだといって
くるひもくるひも
つきをかきます
しょくじも すいみんも
ときには いきをすうのもわすれて
えにむちゅうです
じゃんけんにだって
でぐちといりぐちがあるというのに
あなたのつきは
いきをすってばかりなので
かおがまっかで
とてもくるしそうです
ときどきは
はかせてやってください
いろいろと
おもうところはあるのでしょうけど
それは
つきのせいではありませんから


  からだをおりまげるほどの


あなたは
からだをふたつにおりまげて
ゆかをころがって
なきました
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