しろみ (連詩) (2/2)/アンテ
した
それほどまでして
たえなければならないいたみとは
どれほどのものだろう
となりにすわって
わたしもないてみました
なみだがだくだくながれました
あなたは しだいにおさまって
ありがとう
といって
ききもしないくろうばなしを
わたしのなかにおきざりにして
わたしのなみだをふみつけて
さっていきました
もうひといきだったのに
なみだがとまりました
かちかん
そらにうかんだ
くものだんぺんが
くうきながれのかげんで
きえたり またうまれるのは
かなしいことですか
いぬが はっぴきもこどもをうんで
やせほそるのは
つらいことですか
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