believe/ねなぎ
せんでした
冷たくも無く
暖かくも無い
世の中の矛盾に対して
世の中の悪意に対して
世の中の腐敗に対して
世の中の偽装に対して
私は理想で立ち向かいました
しかし
それは現実から
目を背ける事だったのかも知れません
徐々に水に沈む事を
受け入れている
沈む事は
解っていたみたいに
そして
沈む為に
漕ぎ出した様に
気がつけば
ボートも見えない
そして
波が揺れている
私達の信じていた物は
既に無くなっていたのです
そして
現実は理想では無いのです
それが事実です
私には見えませんでした
そして受け入れられませんでした
そこに
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