シと ともに/わら
、
わたしが めぐりに、めぐり、つきつめつづけ、
唯一と、見出した究極は、
結局、 それでした。
わたしにとっては、 もはや、
それが真理だと思えます。
それを見出すために、どれほどのものを費やしたかと思うと、
それは、それで、笑えてくる話ですが。
ですが、そう明確に、とらえることができるようになって、
わたしは、より己に
嫌悪とともに、身の毛もよだつように感じるよう、なっていったのです。
そして、人の世にも 嘆きました。
深部の本質を成し、ぬぐえぬ、ソレに。
まごころを、と。
「光」を 望めば、望むほどに。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)