偲ばれる日々への想い −追悼、いかりや長介−/
 
憂だと気付かせてくれるさ、と
勧められる美酒に
酔いしれてしまえばいい

浮世のことは、浮世の人間に任せておけば良い
しがらみから解き放たれた、今
しこたま、しこたま呑もうや
なあ、長さん。





享年、72




・・・先週の特番で、癌の特効薬が
近い将来に完成されると、話されていたのを思いだす
時の流れは、時にこんなにも残酷なのか、と
誰しもが、噛み締める中で
ifを考える
でも、

きっと、長さんの手元に
未来の薬が届けられていたとしても
これは未来に使ってくれと
叱られるような

そんな、気がして






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