生唾ライフ/カンチェルスキス
 
「おら、よっと」
 モーモーペンギンはまだ牛になれないでいる。会社の金を使っても。ペンギンだったからだ。そして実は、おれも会社の金を使われて困るということはなかった。というのも、おれはたまたまここを通りかかっただけの人だったから。モーモーペンギンも。タンドリーチキンな関係。
 この話は生唾ライフとは関係がない。ラジオライフという専門雑誌がある。まあ、言ってみただけだ。
 先日のことだ。メガネを道端で目撃してからちょうど四日ほど経っていた。メガネはまだそこにあった。でも、四日前と違ってるところがあった。復元してたのだ。壊れてたのが嘘だったように。そして老婆が歩いてきた。スーパーの袋から長ネギを
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