葛西佑也過去作品集?/葛西佑也
 
に主張。

あるいは、
最愛の人に、
「あいしています」
と伝えることの難しさ、
を喩えた夕暮れ。


ある夕暮れの訪れが、
僕らの世界のリアルを崩して、
いづれ僕らも感知。



世界の中央教会から、
「あいしています」の、
アナウンスが響く夕暮れ。


ある夕暮れは、
もう来ない。



通学路とメロンパン

{引用=
不安が背中に生えている
メロンパンを食べながら
本当はメロンを食べてるんじゃないか
そんな不安

学校をサボった朝に
世界の通学路の無意味がポロポロと
胸を流れてメロンパンを握りつぶした

甘い香りが付
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