言語の自殺/奥津 強
 
落だった。光が落ちれば、光が子供を産む。私よりは、
少なくとも、向上心ある者達は、二世を創生し、思い思いの体たらくだった。私は感じた。

「一番苦痛なのは、私が感じる物事を、世間の人々の大多数が感じているのではないのか?
特に、10代から20代の、親の金で車の免許と100万の新車を買い、すぐ壊しては、
感謝の語句もない奴らだ!!」

怒りの中で、忘れていくものは、冷めた尿のような、どこか違和感にも通じる、いうならば、
無力な怒りであった。それは、段々と私の年と共に消えていった。

年が上がれば、視界も変わる。勿論努力すればだが。

私は何もしてこなかった。いや? 辛い出来事
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