批評とは何か(ツギハギ)/ポロリ
 
次に、批評の内容として、Aは感覚的なもので、Bが主流であることは「一読者としての意見」で述べた.
(3) 以上から、評を受け入れ、その限りで向上しようとすると、【実現→想像→構成】間では感覚的変化を、【構成→実現】間では多様な変化が生じることになる.つまり、価値的な変化は批評との関係では見られないことになるのではないかと思うのである.

3 ここからは、まさに個人の価値観と詩の可能性観に関わるものである.その点は留意して読んでいただきたい.
(1) イラク戦争がおこり、私は多様な表現物を見た.映画、TV、小説、コラム、論文、議論、広告、音楽、象徴的行為などである.しかし、これらとの相対で詩
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