感想の感想/アマル・シャタカ
に「詩」という表現形式として昇華できているか そこに尽きる。」ということなのであって、その観点からこの『在り方を成立させる技術について』というものを読まなければならないと、僕は思っている。だから「呼吸にとって自分とはなにか」とか「自分に呼吸する資格はあるのか」では、文意としては適当ではない。「呼吸」というのは、自分でほとんど意識しないでやっていることである。だからといって、生きていくためには、なくてはならない必要なものである。そこには「呼吸」に対する好悪もない。ただ「書く」という行為が、これに当たると思う。しかし、「詩にとって自分とは何か」「自分に詩を書く資格があるか」というのは、自分の「詩」に対
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