小説「みどり」(あをの過程さん)についての長い感想/ふるる
どりさんは、二人の関係は「決して皆様にご迷惑をかけるようなものではない」と言っています。
誰に?どんな迷惑をこの二人はかけてしまいそうになったのでしょうか?それは最後まで語られることはありません。
というか、皆様にご迷惑をかける関係って、一体なんじゃ。
この部分、私にとっては非常に謎なのですが、でも、謎があるからといって、
「決して皆様にご迷惑をかけるようなものではない」し、
「いくつもの彼がいて、いくつもの私がいて、それらは空気みたいに入り混じり合いながら、今の私とともにここに佇んでいます。」
なのだから、それでいいのだ。と思います。
みどり(5)
さて、かわってこちらは主人
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