小説「みどり」(あをの過程さん)についての長い感想/ふるる
言っても過言ではないと思われます。
言い換えれば、「いくつもの登場人物がいて、いくつもの記憶があり、いくつもの時間があって、それらが混じりあい
ながら、ただひっそりと佇んでいる。」でしょうか。
ああ、これって私には、「エンターテイメント小説とはちょっと違う、詩の世界」のことみたいに聞こえる。。。
そして、こういった「詩の空気、詩の世界」を持つ「小説」を今まで自分は読んだことがあるかというと、「ない。」
散文詩でもないし、詩的な美しい描写がある小説というのでも、ない。
今まで読んだことのない小説を、今、まさに読んでいるという感動が、にわかに沸き起こってくる私でした。
ところでみどり
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