小説「みどり」(あをの過程さん)についての長い感想/ふるる
 
ジがぎゅーと要約されているような、よいフレーズでは
ございませんか。)

みどり(3)
この章は、みどりさんと主人公の会話です。みどりさんと主人公の人となりをあますことなく伝えていますねー。
なんだかかわいらしい二人です。
そしてまたカットバック。「家が一つの楽器のようだった。」が、繰り返されます。このフレーズは、主人公にとって
特別な意味を持っているようで、何かを思い出すきっかけのようにも思えます。
1〜3までで、どうやらみどりさんが音楽好きということが分かるのですが、それゆえに「家が一つの楽器のようだった。」
のでしょうが、その比喩から離れた意味を持って、この言葉が、これから
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