小説「みどり」(あをの過程さん)についての長い感想/ふるる
。
途中で主人公の思い出の場面があるのですが、
その思い出し方も、ああ、乗り物に乗ってぼーっとしている時って、こんな風に次々と思い出されるなあ、という
感じがよく出ています。(しかしこの部分での(言葉が見つからない、)の繰り返し、悲壮感が漂います。)
普通、こんな風にどうでもいい記述を延々と、小説の中ではしません。あをのさんの「Ishkar」という小説でも同じような
部分があって、この試みをもう一度したということは、この小説は、途中で終わってしまった「Ishkar」へのある意味答え
なのかなあ、とファンである私は思うのです。(それは、主人公の名前が同じということでも伺えます)
こうい
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