小説「みどり」(あをの過程さん)についての長い感想/ふるる
 
・・・・。)



〜おまけの感想〜

この小説の魅力について考えた時、
1つに、時間の流れが色々であることが思い出されます。
この小説の中で流れる時間は常に一定ではない。
「家が一つの楽器のようだった。」
がブレーキ的な役割を持っていて、そこに行くと、もとに戻る・・・新しい流れが始まる・・・
次の瞬間、読む方は「一日24時間の普通な世界」「一日がすごく長く感じる世界」
「時間が止まっているみたいに感じる世界」「時間があんまり意味をなさない記憶の世界」に連れて行かれる。
そして、次の「家が一つの楽器のようだった。」に着地していく・・・。
作品の中では特に大きなドラマはな
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