小説「みどり」(あをの過程さん)についての長い感想/ふるる
こうだとか、断定的なことや分かったふうなことは、言えない。
それに、言う必要なんてないもん。
だって主人公は最後に、みどりさんへ
「うん。起きた。……ありがとう」
と言っています。それが全てじゃないのかな・・・。
職場では、新入生も待っているみたい。
この小説はどんな終わり方も許されるのに、明るく希望に満ちたラストで、よかった。
「家が一つの楽器のようだった。」
この「詩の空気感」をまとった呪文・・・登場人物と、読者と、作者に、
いつでも寄り添っているこの呪文に連れられて、ここまでこれて、よかった。
色々含めて、この小説に出会えて、よかった。
(感無量・・
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