Tomorrow of the same rabbit(1)/篠有里
ああ、白くない白鳥。
冬には帰れない。
緊張を促すあの本能。
耳が本当に聞くことができるあくまで微かなアイルリメンバーエイプリル。
今日は一体何日だったっけ。
私は破滅させられた町にある、唯一の駅の前を通り過ぎ、外に前に跳んで、
ホップスコッチ、ホップスコッチ、
粘土板で描かれた円の間を完成させる。
真っ先に飛び出してくる他の何か。
それはきっと待ち望んだメインテーマよ。
私たちの中で走る緊張は確かにあの白鳥の歌の記憶のはず。
そしていつしか差し掛かった海浜通りの下のナトリウム灯の元では、
どんな色でも死んだオレンジ灰色で見ることができる。
そこには色が
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