Tomorrow of the same rabbit (2)/篠有里
なただけ。
長い耳、重い色。
それを実行した私という名の空容器から雨の形を実行した涙が落ちる。
今日ここに呼ばれた私が、あなたが、本当に期待していた、
大きな真実の先を早く話してほしい。
一日。ウサギ。どちらかつかもうとするその手。
およびまだこれから続くべき私の存在意義。
私は、私に、積みあげられるべき哀れなウサギの毎日ように、
すでに何かに押し潰されている事実、
それでもそんなものは本当は存在しないと話してほしい。
そんなものは無いと、私は、あなたに、一時的な位置をあるものにして欲しい。
一瞬の嘘をあるものにして欲しい。
青い車体と青いホームに発車のベル
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