視覚詩のお勉強 ステファヌ・マラルメの詩について/ふるる
 
ながら50編にみたない詩を発表し、そのどれもが難解であったにもかかわらず多くの信奉者を生み出し、彼の自宅で開かれた「火曜会」
には文学者、画家、音楽家など多くの俊才を集め、そこから19世紀末から20世紀にかけて、フランスの文化を主導する人々を育んだことで知られている。」(1)わけで、
ひとたびマラルメのことを紐解こうとすると、印象派や後期印象派、ナビ派の画家たちやドビュッシーやヴェルレーヌやランボーやブランショ、ジャポニスムなども出てきて、とてもさらっと読むことはできません。
さらに、マラルメの書いた評論も文学・音楽・演劇・舞踏など多岐にわたり、詩も色々で、それに関する後世の人が書いた論文も
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