泣きたいけれど涙が足りなかったので、私は考えることにした。/ポロリ
代が始まろうとしている。いや、20年前に産声を上げたこの世界は、新たな自立を欲している。詩が、啓示であり、教義であり、弁論術であり、テーゼであり、方法論であり、メディアであり、学術対象であり、政治それ自体である時代を超えて、語りかけている。音楽も、音声も、映像も、文字も、集合も、物質も、法則も、波動も、真空のエネルギーも、語りかけている。
私は省みた。コスプレイヤーのサイトがコスプレイヤーしか集まらないように、ネットポエマーのサイトもネットポエマーしか集まらない。読者が詩人で、詩人が読者。そんな中で、はたして世界の自立に参加できるのかと。
世界の自立に、既存の価値が必要なのか、それとも不
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