3.詩の付加価値/いとう
 
ると思ってる。
 付加価値とは文字どおり「付け加える」ものであり、「製品の本質における商品力」ではなく、「製品の商品としての商品力」を向上させるものです。付加価値からのキックバックをどの程度得ようとするのか、そこを理解せずに付加価値だけで売ってしまうと、後々取り返しのつかないことになる可能性がある。一時期消費されてそれでおしまいというわけにはいきません。詩は。俺はそんなのイヤだ。
 リーディングシーンにおいて、リーディングがもっと発展するためにスターが欲しいという声をときどき聞きますが、これは、リーディングという商品に対してスターという付加価値が欲しいと言っているのと同義です。スターが生まれて
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