詩にまつわる備忘録(自戒のためのメモ)/こん
る。ただ、治癒という言葉は語弊があるかもしれない。治すべきところとしてではなく、その部分の存在を見つける微細な方法、といったほうがいいかもしれない。だから、詩は神聖、と言ってもいいし、排泄物、と言ってもいいし娯楽でも暇つぶしでも名前はどうでもいいと思っている。調律の方向に向うなら全て詩と考える。
けれども「本当に」調律できたかどうか、は難しい。他人に伝えるために 書く詩よりも難しい。なぜなら意識的に吐き出しただけでは表層的には気が済んでも深層では安易に名前が与えられたばかりに尚更隠れる場合があるからだと思う。(無論、ただ吐き出しただけで楽になる場合を根本として大切にしなければいけない)逆に、
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