◎吉増剛造覚書?ハルキ文庫版「吉増剛造詩集」感想 /石川和広
った、千曲川
の、渡し、この夏も、私達は飯山線に乗って
、行った。 私達は軽く、ステップを踏む、
何故なら、私達の歩行は歩行のための歩(が
踏む)不思議な行列を追っていてー。
千曲川のスケッチ(藤村の)、時折、プラッ
トホームに立って、体操をしていました。
また、
私達は、身体障害(ハンディキャップ)が、
有様に、やや、傾いて、道路の、傾きのまま
走って、行った。 幾段に、シフトして、
五、七、五、 −語尾のあたりに、バック
ギアを、入れて、行った。傾きつつ、後退、
せよ、サイド・ステップを踏み(母親熊も、
テンポイントも)、八月、私達は、熱病にか
か
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