見えない(たもつ様作)〜公正とは何か〜/ポロリ
らく意味や論理といった冗長な手続きをパスして、そこにあるべき正しい言葉を手に入れることができたんだ。宙を飛んでいる蝶々の羽を優しくつまんで捕まえるみたいに、夢の中で言葉をとらえるんだ。芸術家とは、冗長を回避する資格を持つ人々のことだ。」(私は芸術家にはなれないらしい。なるほど納得。)
「優れた詩というのは、多かれ少なかれそういうものだからね。もしそこにある言葉が、読者との間に予言的なトンネルを見つけられなかったなら、それは詩としての機能を果たしていないことになる。」(ここの点を今回使わせていただく)
「でもそういうふりをしているだけの詩もたくさんある」と僕は言う。
「そういうふりをするのは、
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