尾崎喜八「山の絵本」を読む/渡邉建志
このフランシス・ジャム氏は気になり始めたので、今度読むことにしよう。で、いまネット上見つけたフランシス・ジャムの詩の一つにこんなのがあります。すごいです。
{引用=
「少女たちに愛されて死ぬための祈り」
おお、愛する少女よ、波間に浮かぶ白鳥の歌のように長い
愛の最後のすすり泣きのなかに、ぼくがおまえの
金色の肌の上で一瞬ふるえ、そして死にますように、
鳩たちが泣きはじめる嵐の名残りの風のように。
ぼくは死にながら、少女たちが生きている姿を見たい。
少女たちに来るように言ってください、そして少女たちの大きな帽子が、
その日よけ帽が、杏の果肉よりもっとなめらかで
もっと甘いぼく
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