土佐日記からおんなへ/石川和広
おんなに関して多大なややこしさをもっているのではないかと最近思い始めている。
そこんところをチャレンジしていかないと今後また大変な傷をつけて、あるいはついてしまうのではないかと思う。
だから女性読者をひかすかもしれないが、たぶんひかしてしまった方もいるだろうけど、自分の暗い無意識というか対おんな関係の詩をかく、あるいは書いたことをご理解いただきたい。
この年三十をいくつか過ぎた辺りで、これまで詩作で意識してなかった性が出てきた。
これは自分が男目線ばかりで書いてきた反省というよりも、案外女性にもわかってもらってるなという手応えのようなものがあった。別にもてるために詩を書いてきたわけでも
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