河童の屁?2/がんさん
 


物心ついた頃から、その食べる式次第は、

きっかりと、かつ厳かに決められていた。

ここに、一皿の牡蠣フライ定食があったとする。

まず開会の辞は、牡蠣にレモン汁をかけるところから始まる。

そして、すぐに一口・・・なぁんて野暮なことはしない。

間違ってもしない。

プロレスでも、メーンイベントは、

さんざんじらした挙句の最後でしょ。

で、まずは添えのキャベツやポテトフライを、熟読玩味?する。

むろん、レモン汁が染み込んで、

つややかさを増したフライの肌合いや、

その匂いを横目で楽しみながらね。

興が昂ずれば、つまのパセリまでい
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