河童の屁?2/がんさん
でいただいちゃう。
そして、おもむろに至福のときを迎える。
そんじょそこらに転がってる牡蠣フライじゃなく、
僕の、僕のためだけの「取って置き」な牡蠣フライをね。
(これって、ケチ?―笑)
って、そこんとこが、どうも巷の凡夫には分からないんだな。
特に、その頃僕を取り巻いていた兄弟という邪悪なものたち。
まだ、来賓挨拶のあたりで、
「あれー、いらないの」なぁんて軽々しくほざくと、
目にも止まらぬ早業で、僕の、僕だけの牡蠣フライをパクリ。
あぁ、あぁ。・・・これで、怒り心頭に発しないものは、
かのぬけたビール、つんとこない山
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