アンパンマンのマーチ/ポロリ
て生きなければならないかということは説明できるかもしれない。しかし、循環論に陥らずに、また、根本規範として正当性を保って説明することはなかなか難しい。
そして、子供時代に遺伝子の話をされて理解できるかどうかは微妙なところである。
したがって、教条主義的に「夢」「愛」「勇気」を織り交ぜて、子供に刷り込むことは、大変効率的であり、「目的を持って生きる」ことを肯定するぶんには「アンパンマンのマーチ」は秀でた価値があるといえる。
「アンパンマンのマーチ」が正義の手先として秀でていることは確かである。では、逆の悪魔の味方の見解はどういうものであろうか。
まず、テーゼとしては真逆すなわち生
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