アンパンマンのマーチ/ポロリ
気付いている人はとっくに気付き、気付かない人は永久に気付かないシステムについて検討する。
人は、口を開くと、何かに加担している。好むと好まざるとに関わらず、加担している。多かれ少なかれ、人は、正義の手先あるいは悪魔の味方である。「アンパンマンのマーチ」が正義の手先の応援歌あるいは正義の手先のドグマを植え付けるものであることに疑いは無いが、いかにしてそれがなされているか、また、いかに独善的であるかを明らかにする。
「アンパンマンのマーチ」は「そうだ」という同意で始まる。そして、「うれしいんだ」「いきるよろこび」と続く。これは、有無を言わせず、万人が当然に生きることは人生の喜びでありうれし
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