平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について/渡邉建志
 
にあるピースの箱がいつのまにかなくなる}
なんて「僕」の性癖を知らされる。一人の思考、反省を覗き見させられる。ことの快感。自分への愚痴。ちょっとした。を覗き見ること。人はなにかしら小さな欠点を持っていて、その小さな欠点を知ることは僕らをほっとさせやしないか。大きな欠点だったら重すぎる。たとえば僕には自殺願望がある。高いところに昇るといつも落ちたらどんな気持ちだろうと考えてしまう。でもこんな思考を覗き見したって快感なんて得られやしない。もっと小さな欠点(僕の場合、地下鉄の切符をなくすこと)だったら、へー、そんなところもあるんだねと、親近感を持ってもらえることがあるかもしれない。うまくいえないけれど
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