平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について/渡邉建志
 
  かっこいいね
  僕はレジに手をついて言った Bは少し笑って}
の 「かっこいいね」なんて、かっこよすぎるよ、
で、そんなやり取りがてきとうに終わった後で主人公 僕 はコンビニを出る 最後の独白がちょっと泣ける


  僕はそれを受け取って 1000円札を出した
  釣りはいらねえよな
  と笑って Bが言う
  まぁ と僕は曖昧に笑ってコンビニを出た
  冷たい風がまだ春を 冬が追いかけている 
  と思った

過去形の た はいつも冷たい。









歩く、透徹した目



■ピース、ストロボ http://po-m.c
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