平坦な戦場で僕らが生き延びること/高田夙児氏の詩について/渡邉建志
 
とまあ冷酷な視点だったりでも突然


  そのとき揺らいだ女の髪が少しきれいだった

なんて意外なことを言って見たりそれから間髪入れずに


  おいどれだよ
  Bは黙って奥へひっこんですぐに戻ってきた
  これこれ よくね?
  赤いメキシカンなパッケージにブーツの形をした銀色のライター

会話が入ってきたり、このリズム感って、なんかマンガみたいじゃない?いい意味の、さ。会話と絵のリズム、みたいなの。この無責任な感じもふくめ。 これこれ よくね? ってさ。そのなかでもいちばんクールなのが


{引用=  僕は笑ったが隣にいた彼女は笑わなかった
  
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