蜷川実香と僕の微妙な関係/似非写真論/mana
はなかった。確かにWEBの再現性という問題もある。でもそれだけなのだろうか?
個人的主観だけで言ってしまえば、やっぱり僕は蜷川の写真に「写真であることの必然性」を感じることが出来ないんだ。「フォトショで加工すりゃいいじゃん」って思っちゃう(実際してるのかもしれないし、よくわからないんだけど)。確かにポップ・アート的に、彼女の写真はアーティスティックだ。それでもやはり(いや、それゆえにかな?)「写真であることの必然性」を僕は感じられずにいる。
森山大道のモノクロの写真が好きだ。そこには「描く」ことでは切り取ることの出来ないものが映りこんでいる。そして僕の敬愛する写真家、荒木経惟。彼の
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